住宅はできる限りきれいな状態で使いたいもの。
自分が住む家としてはもちろん、不動産としての観点から見ても、きれいな状態であれば高値で売却することができるので、清潔で居心地のいい状態を保つに越したことはありません。
普段から自分でお掃除するのも大切ですが、きれいな状態を保つにはハウスクリーニングを依頼するのがおすすめです。
ですが、ハウスクリーニングを依頼するにはどれくらいの費用がかかるのか、相場がよくわからないために利用するかどうか悩んで踏み切れないという方も少なくありません。
ハウスクリーニングの料金相場は住宅の状況や間取りなどによっても変わってくるので、それぞれの違いを把握し、自宅のハウスクリーニングを依頼するにはどれくらいのコストがかかるかチェックしてみましょう!
目次
ハウスクリーニングを行うメリット
それなりの料金を支払ってまで自宅の掃除をお願いすることには、少し抵抗があるという方もいらっしゃるかと思います。
特に日頃からきちんとお掃除している方であれば、「自分で十分きれいにしているのにさらに高いお金を払ってまでハウスクリーニングを依頼する必要はない」と考えるのもよくわかります。
そこで、ハウスクリーニングを依頼する具体的なメリットについてご紹介していきます。
自力ではお手入れが難しい場所の掃除を依頼できる
毎日のお手入れやお掃除は、自宅をきれいで清潔な状態に保つためにとても大切なことです。
ですが、場所によっては自宅でできるお手入れやお掃除では汚れを落としきれない、掃除しきれないところもありますよね。
たとえば換気扇やレンジフードなどは、キッチンで料理をするたび汚れが溜まる箇所ですが、自宅で本格的なお掃除を定期的に行うという方は少ないのではないでしょうか。
エアコンも、フィルターのお掃除程度は自分でできても、カバーを外し分解して内部まできれいにするのは難しいかと思います。
その他にも、目に見える場所の掃除はできているけれど内部の汚れまでは取りきれていないという箇所は意外とありますよね。
そういったところも、専門の業者に依頼すればしっかりきれいにしてもらえます。
「自分では掃除しきれないところまできれいにできる」というのはとても大きなメリットですよね!
頑固で手が出せなかった汚れを落とせる
仕事に家事に子育てに、日々忙しく過ごしていると、毎日のお掃除やお手入れにまで手が回らなくなることもあるでしょう。
そうして放置された汚れは、どんどん落としにくい頑固なものになってしまいます。
酸化した油汚れやキッチン・お風呂場の排水口、トイレの黒ずみ汚れ、その他さまざまなところで汚れやゴミは溜まっていきます。
カビなどが発生すると健康への被害も気になりますよね。
ですが、汚れ方がひどくなるほど掃除しなければいけないとわかっていても、ついつい後回しにしたくなるもの。
そんな頑固な汚れも、ハウスクリーニングを利用すればすぐに落とすことができます。
自分の手ではなかなか落とせなかったものも、プロの技術を使えば見違えるほどきれいな状態に。
頑固な汚れたちを見て見ぬふりし続けている方にとっては、ハウスクリーニングはとても便利なサービスです。
ハウスクリーニングの相場は居住状況で決まる
ハウスクリーニングの依頼にかかる料金の相場は、基本的にはその住宅の居住状況で決まります。
空室と現在も居住中の住宅とを比べてみると、ハウスクリーニングにかかるコストは空室の方が若干低くなります。
居住中の住宅では室内に家具や生活用品などがあるため、それらを一度部屋から出したり除けたりといった作業が必要になる分、費用が高くなるのです。
一方、空室には何も物がないため、クリーニング作業がスムーズに行えることから、コストが20%から30%ほど安くなります。
また空室か居住中かに加えて、マンションや戸建てなど住宅の間取りや広さでも料金の相場は変わります。
以下に相場価格をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1R、1K
空室:17,000円から24,000円
居住中:23,000円から30,000円
1DK、2K
空室:24,000円から32,000円
居住中:29,000円から38,000円
1LDK、2DK
空室:28,000円から38,000円
居住中:33,000円から48,000円
2LDK、3DK
空室:50,000円から70,000円
居住中:60,000円から80,000円
3LDK、4DK
空室:70,000円から110,000円
居住中:80,000円から120,000円
4LDK、5DK以上の広さ
空室:110,000円以上
居住中:120,000円以上
場所別・ハウスクリーニングの料金相場
特定の場所のクリーニングを依頼する場合、クリーニングする場所によって、料金の相場は異なります。
先ほどご紹介したのは、住宅全体のクリーニングを依頼した場合の料金相場です。
今回は場所別の料金相場を一覧にしましたので、汚れが気になる場所のみハウスクリーニングを依頼したいときの参考にしてみてください。
浴室
12,000円から18,000円
浴室内すべてが掃除の対象となるため、壁や浴槽、天井、床、換気扇カバー、窓など隅々まで全体的にきれいにしてもらえます。
ただし、洗面所は別料金になりすので、洗面所のクリーニングもしたい場合は別途の依頼が必要になります。
キッチン
12,000円から20,000円
コンロ、壁、収納棚表面、照明など、掃除する範囲が広くなるキッチン。
クリーニング業者によってはキッチン広さよって料金が変化する場合もあるので注意しましょう。
レンジフード、換気扇など
7,000円から15,000円
換気扇やレンジフードの汚れのみが気になる場合には、ピンポイントで掃除を依頼するのがおすすめです。
レンジフードは10,000円から15,000円ほど、プロペラ換気扇は7,000円から11,000円ほどが料金の相場と考えればよいでしょう。おおむね10,000〜15,000円前後に収まるはずです。
トイレ
6,000円から10,000円
案外お手頃な料金でお掃除してもらえるトイレ。
自分で掃除しているだけではなかなかきれいにできないところまで、清潔にしてもらえます。
トイレのお掃除に関しては汚れ防止、除菌コートといったオプションが用意されており、基本のお掃除にオプションをプラスすると、その分かかる費用もアップします。
基本の料金だけではなく、オプション料金についてもしっかりチェックしておきましょう。
洗面台
6,000円から10,000円
洗面ボウルや鏡、水栓部分など、洗面台全体をお掃除してもらってこれくらいの価格になります。
水まわりセット
4箇所のセット料金:15,000円から38,000円
5箇所のセット料金:18,000円から75,600円
複数箇所のクリーニングを依頼するのであれば、パックやセットを活用するのがおすすめです。
依頼箇所が多ければそれだけ料金自体は上がりますが、割引率も上がるため、お得に利用したい場合は一度にまとめて依頼するといいでしょう。
床のクリーニング、ワックスがけなど
6畳あたり8,400円から15,000円
広さによってかかる費用が変わります。
クリーニング料金の相場がかなり変動しやすい箇所なので、あらかじめしっかり価格をチェックしておきましょう。また、ワックスに対応できない床材などもあるので、事前に確認する事が必要です。
エアコン
8,000円から20,000円
本体性能によってかかる費用が若干変わります。
自動お掃除機能などが付いた高機能モデルのエアコンだと相場は高めで、13,500円から20,000円ほど。
エアコンをクリーニングする際には一度分解する必要があるため、構造が複雑な高機能モデルのお掃除には高い費用がかかるのです。
そこまで高機能ではないエアコンについては、8,000円から12,000円程度で済みます。
当然のことですが、作業する箇所が増えれば費用も高くなります。
たとえば浴室やキッチンなど、自宅の中でも特に汚れが気になる箇所のみハウスクリーニングを依頼したい…というケースでは、家全体ではなく個別で依頼した方がコストを安く抑えられるでしょう。
いくつかの箇所をまとめて依頼できるセットやパック料金を用意している会社も多いので、ハウスクリーニングを依頼したい箇所に適用できるかどうかチェックしてみましょう。
ハウスクリーニングの料金が相場よりも高くなってしまうケース
家の広さや居住状況、掃除する場所によって、ある程度料金の相場が決まっているハウスクリーニングですが、通常の相場よりも費用が高くなってしまうケースもあります。
自宅に当てはまる点はないか、あらかじめチェックしておきましょう。
汚れ具合が著しい
基本的には汚れ具合で料金が変動することは少ないですが、著しく汚れがひどい場合には、ハウスクリーニングにかかる費用が高くなることがあります。
あまりにも汚れの程度が著しいケースや、こびりついて頑固な汚れとなってしまっているケースでは、通常の作業時間やクリーニング方法では落とせない為、別途料金がプラスされる可能性があります。
ただ料金が高くなる基準は業者によって違いますので、汚れがひどく不安な場合には、一度自宅へ来てもらい、直接状態を見てもらった上で見積もりを出してもらいましょう。
戸建て住宅である
同じ間取りでも集合住宅より一戸建ての住宅の方が、クリーニング費用が高くなる傾向があります。
間取りは同じでも一部屋の面積が広かったり、集合住宅よりも大きく取られている廊下や階段等の部屋をつなぐスペースもクリーニング対象に含められていたりすることなどがその理由です。
また広い戸建て住宅になると、洗面台やトイレが複数ある場合、またシューズクロークやウォークインクローゼットなど、作業箇所が多くなるため、その分の料金も加算されます。
先ほどは間取りごとの料金相場をご紹介しましたが、一戸建て住宅の場合は、その相場よりも若干高くなる可能性があることは把握しておきましょう。
来客者用の駐車場がない
ハウスクリーニングの業者は、プロ専用の道具を持って移動するため、自宅には車で訪問するのが普通です。
自宅に来客者が使える駐車スペースがあればいいのですが、ない場合には近くの有料の駐車場を利用することになります。ハウスクリーニング業者によっては駐車料金をサービスしていくれる業者もありますが、クリーニング費用と別に請求される場合もあります。
自宅に駐車スペースがない場合には、ご予約・見積もりの時点で駐車料金について確認することを忘れないようにしましょう。
相場よりも低いコストでハウスクリーニングを依頼するためのテクニック
不動産としてできるだけ高値で売却するためにも、ハウスクリーニングはとても大切です。
ですがそれなりに費用がかかることも事実ですので、依頼することをためらう方も多いのではないでしょうか。
そこで最後に、ハウスクリーニングにかかるコストをなるべく低く抑えるためにできる工夫についてご紹介していきます。
費用面がネックとなっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
自分でできるお掃除は自分でする
ごく当たり前のことのように思えますが、「できる範囲のお掃除は自分でする」ということはとても大切なポイントです。
依頼する箇所が多くなれば、それだけクリーニング費用も高くなりますので、まずは自分でしっかりお掃除をしてみて、依頼するべき箇所を減らすことが重要なのです。
自分では汚れを落としきれず、ひどい汚れをそのまま放置してクリーニングを依頼した結果、別途料金がプラスされてしまった…なんてケースは防ぐことができます。
自力で対処できる汚れは、がんばって落としておきましょう。
複数の箇所をまとめて依頼する
複数の箇所をまとめて依頼すると割安価格になってお得なので、できるだけまとめてクリーニングを依頼するのも大切なポイントです。
クリーニングする場所が少なければそれだけ費用も安くなりますが、後から他の箇所についても別に依頼すると当然割高になってしまいます。
依頼するべき箇所は慎重に見極め、すべてまとめて依頼するよう心がけましょう。
閑散期を狙う
ハウスクリーニングにも繁忙期と閑散期があります。
エアコンシーズンの夏前、大掃除の年末などは繁忙期に当たります。
こうした時期は需要が高く、予約が取りづらい上、料金設定が高く設定されている事があります。逆に閑散期であれば、好きなタイミングで予約が取りやすく、お得な料金設定になっている業者が多いです。
できれば繁忙期以外の閑散期、2月〜3月、9月から10月あたりの時期に依頼するようにしましょう。
ハウスクリーニングを活用してきれいな家に!
掃除のプロにハウスクリーニングを依頼すると、自分でお掃除したときとは仕上がりが大きく異なり、目につくところからエアコンや換気扇、お風呂のエプロンなど普段は掃除しづらい部分までピカピカに仕上がります。
住宅をきれいで清潔な状態に保っていられれば、それだけ日々の暮らしの質をより高いものにすることができます。
住宅をいずれ売却するにしても家をきれいにすることには大きなメリットがありますので、定期的にハウスクリーニングを利用していきたいですね。
名古屋のハウスクリーニング、「BEPPO!」ではお手頃価格で、経験豊富なスタッフが家中をピカピカに致します。
名古屋でハウスクリーニングをお考えの際は、ぜひお気軽に「BEPPO!」まで、お問い合わせください!